このページでは暗号資産についての基本的な知識をまとめています。
はじめて暗号資産について調べる方はまずはこのページを見てもらえれば全体像が分かると思います。
目次
- 知っておくべき最低限の用語
- 暗号資産とは
- 暗号資産で出来ること
- 過去の大きなトピック
- チェーンについて(送金時の要注意ポイント)
- その他のよく聞く用語
知っておくべき最低限の用語
わかりやすさを重視して簡潔に解説しています。
正直、ブロックチェーンの技術やスマートコントラクトについての技術的な部分は著者も理解していません(笑)
暗号資産の呼称
・「暗号資産」:G20などの国際会議にて世界基準になっている呼称(= Crypto asset)。そのほかにも、”仮想通貨”・”Crypto”・”Cryptocurrency”も同様の意味になります。
・「アルトコイン」:ビットコイン以外の暗号資産の総称として使われることが多い
・「草コイン」:英語では”shit coin”。明確な基準はありませんが、時価総額・知名度が極端に低い通貨。多くの草コインは国内取引所では取り扱いがなく、海外取引所での取引となることが多いです。
ブロックチェーン
簡単に言うと、ネットワーク上にて、取引の記録を暗号化して複数の端末に分散して保存する技術で、管理者がいなくても信頼性が維持できる技術です。複数の場所で管理しているため、データの改ざんや障害に強く、信頼性の高い情報共有ができます。よく「ブロックチェーン=仮想通貨」というイメージの方もいますが、ブロックチェーンは仮想通貨取引を支える最大の技術の1つになります。
スマートコントラクト
イメージとしては、「ブロックチェーン上の契約や取引を自動で行う技術」のことです。ブロックチェーンが管理者がいなくても大丈夫なため相性が良い技術となっており、ブロックチェーンとスマートコントラクトの技術のおかげでDAOという組織が注目されてます。
DAO(分散型自立組織)
Decentralized Autonomous Organizationの略になり、特定の管理者が存在せず、参加者同士でプロジェクトを進めていく組織のことを指します。
ウォレット
暗号資産を保管する電子財布のこと。大きく2種類あります。
・ホットウォレット:オンライン状態で管理しているウォレット(例_取引所・ウェブ・アプリなどのソフトウェアなど)
・コールドウォレット:オフライン状態で管理しているウォレットのため、ハッキングリスクが低い。(例_ハードウェア・ペーパーなど)
暗号資産とは
すごい雑な言い方をすると「電子マネー」です。笑(厳密にはデジタル通貨と呼ばれることが多いようなので、電子マネーとは覚えないように注意してください^^)
イメージとしては、ただの電子マネーではなく、ブロックチェーン技術やスマートコントラクトなどの技術を用いているインターネット上で取引が可能な電子マネーになります。
電子マネーではなく、デジタル通貨と呼ばれ区別される理由については下記になります。
▼デジタル通貨と呼ばれる理由(電子マネーとの違い)
・独立した通貨であること:「電子マネー」ではSuicaなど円と連動していますが、独立した通貨のため為替のように1円あたりの価値が変動する。
・中央銀行が存在しない:国や金融機関によって価値が決められていない。
・世界共通の価値:法定通貨とは違い、世界中で使用している人の需要と供給によって価値が決まっている。
・ブロックチェーンやスマートコントラクトの技術を使用している
暗号資産で出来ること
暗号資産の個人としてのよくある使い道を大きく4つ紹介します。
・投資対象
・送金
・決済(まだ使えるところは少なそう)
・Play to Earn で遊ぶため
過去の大きなトピック
- 2008年、ビットコインが誕生し、暗号資産の元祖となる。
- 2013年、中国がビットコインを規制し、価格が急落する。
- 2017年、ICO(Initial Coin Offering)がブームとなり、多くの企業がICOを実施する。
- 2018年、暗号資産市場が暴落し、多くの企業が倒産する。
- 2019年、FacebookがLibraを発表し、暗号資産業界に大きな影響を与える。
- 2020年、DeFi(分散型金融)が注目されるようになる。
- 2021年、NFT(非代替性トークン)がブームとなり、多くのアーティストやクリエイターがNFTを発行する。
- 2022年、暗号資産市場やNFTが冬の時代に。
- 2022年11月、暗号資産交換業者FTXの倒産。