出産までのやることリスト
妊娠初期から産後の手続きまで
はじめての出産では「いま何をすればいいのか」「何かやり忘れていないか」が一番の不安になります。 このページでは、妊娠がわかってから産後の手続きが終わるまでにやることを、4つの時期に分けたチェックリストにまとめました。
上から順に読む必要はありません。いまの週数の場所だけを見れば大丈夫です。 下の目次から、該当する時期に進んでください。
まずは全体像を確認
妊娠期間は約10か月。やることの「山」は3回あります。この図の色が濃い部分が、特に忙しくなる時期です。
〜15週 手続きの山①
母子手帳・産院
16〜27週 比較検討の時期
体調が安定
28週〜 準備の山②
入院バッグ
〜1か月 手続きの山③
期限に注意
※ 週数は目安です。体調や産院の方針によって前後します。
時間に余裕があるのは妊娠中期(16〜27週)だけです。ベビーカーやチャイルドシートなど「比較して選びたいもの」は、この時期にまとめて決めてしまうと後がぐっとラクになります。
いまの時期から読む
01. 妊娠初期(〜15週)にやること
この時期のテーマは「公的な手続きと、産む場所を決めること」。買い物はまだ不要です。体調が不安定な時期なので、無理のない範囲で進めてください。
パートナーの会社に「配偶者の出産で使える休暇」や「出産祝い金」がある場合があります。申請期限が出産後◯日以内と決まっていることが多いので、この時期に両方の就業規則を確認しておくと取りこぼしがありません。
02. 妊娠中期(16〜27週)にやること
体調が安定し、唯一じっくり考えられる時期です。ここで大きな買い物を決めておくと、後期の負担が大きく減ります。
「先に買うもの」と「産まれてから買うもの」を分けるのが失敗しないコツです。先に必要なのは、退院時にすぐ使うもの(チャイルドシート・肌着・おむつ)。抱っこ紐やベビーベッドは、赤ちゃんの体格や生活スタイルが分かってからでも間に合います。
03. 妊娠後期(28週〜)にやること
おなかが大きくなり、動くのが大変になります。「いつ産まれてもいい状態」を作るのが目標。買い忘れよりも、置き場所と手続きの下調べを優先しましょう。
産後は寝不足と体の回復で、書類仕事がほとんどできません。「産後にやること」の8割は、妊娠後期に前倒しできます。申請書のダウンロード、必要書類の確認、提出先の窓口と受付時間のメモ。この3つを済ませておくだけで、産後の負担がまったく違います。
04. 出産後(〜1か月)の手続き
期限のある手続きが集中する時期です。入院中や退院直後は動けないため、パートナーや家族が代わりに進められるよう、下の表を共有しておくのがおすすめです。
手続きは「①出生届 → ②健康保険の加入 → ③児童手当・医療費助成」の順に進めると、必要書類が揃った状態で次に進めます。
| 手続き | 期限 | 提出先 | 主なもちもの |
|---|---|---|---|
| 出生届 | 生後14日以内 | 市区町村の窓口 | 出生証明書・母子手帳・印鑑 |
| 健康保険の加入 | できるだけ早く (1か月健診まで) |
勤務先 または市区町村 |
出生届の控え・保険証 |
| 乳幼児医療費助成 | 健康保険加入後すぐ | 市区町村の窓口 | 赤ちゃんの保険証 |
| 児童手当 | 出生翌日から15日以内 | 市区町村の窓口 | 請求者の口座情報・本人確認書類 |
| 出産育児一時金 | 産院で手続き (直接支払制度) |
産院・健康保険 | 保険証・合意文書 |
色を付けた出生届(14日以内)と児童手当(15日以内)は特に期限が短く、児童手当は遅れるとさかのぼって受け取れません。出生届を出しに行く日に、児童手当も同じ窓口でまとめて申請するのが確実です。
05. もらえるお金 早見表
出産でもらえるお金は、加入している健康保険や働き方によって変わります。まずは「自分が対象かどうか」をこの表で確認してください。
| 制度 | だれが対象 | いつもらえる | 申請先 |
|---|---|---|---|
| 出産育児一時金 | 健康保険に加入している人 (扶養に入っている人も対象) |
出産時 産院への支払いに充当 |
産院・健康保険 |
| 出産手当金 | 勤務先の健康保険に加入し 産休を取る人 |
産休後 申請から1〜2か月 |
勤務先 |
| 育児休業給付金 | 雇用保険に加入し 育休を取る人 |
育休開始後 2か月ごと |
勤務先 (ハローワーク) |
| 児童手当 | すべての家庭 | 年3回 申請の翌月分から |
市区町村 |
| 会社の福利厚生 | 勤務先による 本人・配偶者どちらも |
会社の規定による | 勤務先 |
公的制度は情報が多く出回っていますが、勤務先独自の出産祝い金や補助は、自分で就業規則を確認しないと気づけません。金額が数万円〜十数万円になることもあり、申請しないと受け取れない制度です。本人とパートナー、両方の勤務先を確認してみてください。
06. よくある質問
ベビー用品はいつから買い始めればいいですか?
入院バッグはいつまでに用意すればいいですか?
産後の手続きは本人が行かないとだめですか?
里帰り出産の場合、手続きはどうなりますか?
やることが多すぎて何から手をつければいいかわかりません。
まとめ:この3つだけ覚えておけば大丈夫
じっくり選べるのは妊娠中期だけ。ベビーカーやチャイルドシートなど比較が必要なものは、16〜27週のうちに決めておく。
産後にやることは、後期に前倒しできる。申請書の入手と必要書類の確認を済ませておくだけで、産後の負担がまったく違う。
期限が短いのは出生届と児童手当。どちらも同じ窓口なので、同じ日にまとめて申請するのが確実。
それぞれの時期のくわしい内容は、各セクションのリンクから個別の記事をご覧ください。